あ,それは返し縫いか!
まつり縫いを終えて,いよいよ玉留めを。……したいと思うのはやまやまなのですが。「はじめて玉留め,やってます!」とやや緊張気味。もう一人のお子様が,「縫い終わりに針を当てて,二回糸を巻いて,左手で軽く押えて,針を抜いて。」実に丁寧な御指導,有り難うございます!
裁縫が好きなんですか?と尋ねますと,少し神妙な表情に。そして「将来の自分にとって大切だと思うからです」なるほど,そこに針と糸があるからではないのですね。波縫いも,かがり縫いも,一針一針。人生も一歩一歩。三歩進んで二歩下がる。あ,それは返し縫いか!
先生も必死です。一人一人のお子様を丁寧に指導してくださいます。
こちらも先生とお子様の真剣勝負が繰り広げられています。黒板には,「自然」をトピックにウェビング図が。自然との関わりということは…理科?ムムムっ。これって,何の授業なのでしょうか。
国語「詩の授業」なぬっ!?「ねむい?」という題名。よくよく段落を見てみると,一段下がり,二段下がり,三段,四段,,,「どうしてこんな段落なの?」と尋ねると,「先生,これは眠気の深さを段落で表しているんです」
ところでこちらのお子様が手にしている物はー。左手にできたばかりの「詩」そして右掌には「歯」が。はっ?どんな詩を書いたのでしょう?
歯が痛くて痛くて,つらかったぼく。歯が抜けるまで,一行も書けなかったぼく。でも,先生の「その気持ちを書いたら?」の一言で,歯を抜いてみたぼく。いえいえ,詩を書き上げることができました!!小さな夢からこつこつと叶えていきましょうね。
こちらは図書室で本選びに夢中のお子様。本に語りかけるように選ぶんですね。そして,本が語りかけてもくれる。そういった無言の対話が繰り広げられるのが図書室だろうと思います。
「図書館通帳」への記帳も楽しみのひとつです。つぎはぼく。つぎわわたしね。順番だよ。記帳台の前に子どもたちが並びます。そして,記帳された新しいページには,あなたが語りかけた本の題名が並びます。