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2025年4月27日 (日)

学校便り4月号

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2025年4月24日 (木)

心に届いた花束

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2月8日。宮浦小学校創立150周年記念式典を行いましたが、当日は朝から雹(ひょう)が降るほどの荒天となり、船も入航できず、一部の準備品が式典当日に届かない事態となりました。

その際、「当日に届けたかった」との想いで準備されていた花束が、このたび、改めて本校に届けられました。

この花束は、前々年度まで本校にご勤務されていた先生のご厚意によるもので、式典に向けたあたたかな気持ちが込められていました。
頂きましたお花を、当時ご尽力くださった宮浦小学校150周年実行委員会を代表しつつ,現教職員一同とともに、心よりありがたく受け取らせていただきました!有難うございます。

2025年4月23日 (水)

なんだか心地いい

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今日は自転車の交通安全教室でした。ペダルを踏む足に、ちょっとだけ緊張・・・。でも、ヘルメットもしっかりとかぶって、まっすぐ前を見つめる目が頼もしい。安全は、日々の積み重ねからですね!

Img_5060先生のお話に、しっかりと耳を傾ける子どもたち。「手を挙げて、横断歩道を渡りましょう」

Img_5070手を挙げると、ピタリと止まってくれる自転車。「ありがとう」の気持ちをこめて、運転手さんにペコリ。さあ、右を見て、左を見て、もう一度右を見てわたります。

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お礼をされたほうも、なんだか心地いい。風を浴びながら、自転車をこいでいきます。屋久島の全ての道路にも、こんな気持ちが広がっていきますように。

2025年4月22日 (火)

地震・津波避難訓練

1今日のめあては「ろうかは歩こう」でも,今日は地震・津波避難訓練です。胸が少し高鳴ります。屋久島高等学校までの道のり、走り切れるかな!?

Microsoft_powerpoint「訓練放送です」訓練放送が響き渡ります。ガタやんの声が、落ち着いた調子で伝わってきます。一時は机の下に身を隠し、その後、1分後には校舎の外へ。身を守る訓練、それは命を守る大切な時間。

3_3ムムムっ!訓練の中、校庭に一台の消防車がどっしりと駐車しているのを発見しました。その姿に、何とも言えない安心感が広がります。おやおや,消防車の後ろをよく見て見ると。

Microsoft_powerpoint_2なな,なんと本校児童の消防絵画コンクール最優秀賞作品がそこに。「この絵で町を守るんだ」そんな気持ちが、優しく伝わってくるような絵です。

4避難指示が出てからわずか3分。もう坂の上に到達しています。その表情には、確かな気合を感じますね。上級生としてのプライドをかけて、一年生の手をしっかりと引きながら、「大丈夫だよ」と、安心を伝えます。

5全員無事に避難完了。安心した表情が広がり、静かな空気の中で、校長先生のお話に耳を傾けます。年に一度の訓練ですが、こういった積み重ねが大事なんです。一人一人が、今日の経験を心に刻んで、いざという時に役立てられるように。

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同じアングルでキャメラを引くと、おお、PTAの皆様がしっかりと見守ってくださっていました。
その温かいまなざしに、感謝の気持ちが湧き上がります。訓練にご協力いただき、本当にありがとうございました。

2025年4月18日 (金)

ノーサイド

Img_4916運動場の隅では、ノースポールの白い花が風に揺れています。すでに満開の花もあれば、まだ小さな蕾のままのものもあって、その姿はどこか、子どもたちと重なります。

Img_4928_2その校庭では、息を切らしながらも懸命に走るその姿。まるで風と肩を並べて競い合っているかのようで、バトンを渡すその一瞬に、思わず時間が止まりそうになります。

Img_4923しかし、時間を止めている場合ではありません。すぐ後ろからは、白い帽子が猛然と追い上げてきます。どちらにも譲れない思い。絶対に負けられない戦いがそこにはあるんです。もちろん、終わればノーサイド!ですよね?

2025年4月17日 (木)

ひとつ,ふたつ

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ひそやかに、でも確かに、季節は歩みを進めています。教室の窓から見えるあの木も,気がつけば,ふわりと若葉のベールをまとっていました。

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でも——どんなに季節がやさしくても,草は生えます。草むしりは大切なお仕事。給食委員会の子どもたちは,給食センターの前にしゃがみ込み,ていねいに草を抜いていきます。

Img_4875そして、もちろん。給食黒板も書きます。来週の献立はねえ……。「タケノコご飯にアジフライ!」その字を見て,思わず笑顔になる子がひとり,またひとり。

Img_4912誰かのために手を動かすこと。手を汚すこと。手を濡らすこと。それが,何気ない日常の風景を,ガタやんの心を,こんなにもあたたかくします。

Img_4906放送委員会の子は,今,5月の誕生日紹介を考えています。どんな言葉で伝えたら,聞いた人が笑顔になるだろう。新しく来た先生の紹介文にも,言葉を選んで,やさしい気持ちを込めます。

Img_4869いたるところに、人のために。それがあるのが宮浦小です。それはやがて、自分のためになるのです。見えないところで育っていく,心の根っこ。今日もまた,やさしい芽がひとつ,ふたつ。

2025年4月11日 (金)

一週間が終わり

Img_4772一週間,終わりました。どっしりと存在感のある一週間が。

2025年4月 9日 (水)

“はじまり”が咲いています。

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朝の教室をちらり。まだ誰もいない静かな空間に、黒板の文字だけが浮かびあがっていました。白いチョークで大きく書かれた「きょうもたのしくがんばります」。担任の先生の、あのまっすぐな字。「たのしんでほしい」「がんばってほしい」祈りに似た願いが込められています。

Img_4746入学式のエントランスを彩ったあなたの想いも、ここで静かに、でも確かに輝いています。春は、やっぱりすごい。こんなにもたくさんの“はじまり”が咲いています。


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「おはよう」「こっちだよ」上級生のその姿に、胸がじんわりあたたかくなります。有難いなあ。ほんとうに。こんなふうに、想いはちゃんと受け継がれていくんだ。誰かのはじまりに寄り添えるって、きっと、それだけで尊いんです。

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うってかわって、ここは中学年の教室。給食の時間、元気のボリュームは最高潮。「先生、おかわりー!」「ぼくも!」「わたしもーっ!」列に並ぶ子どもたちは、まるで小さな行列のグルメ探検隊。

Img_4737大盛に盛られたスパゲティ。そのお皿を前にしてちょっと目をまるくするお友達。「えっ……だいじょうぶ? 食べられるの?」大丈夫です。へっちゃらなんです。こういう時間、教室ってやっぱりいいなあって思います。おなかも心も、満たされていく時間。



2025年4月 7日 (月)

ご入学、おめでとうございます

Img_4646人生のうちで,何人の人と出会うのだろう。その出会い一つ一つを思い出しても,思い出すことができないほどたくさんの人たちとの出会いがある。そんななか,印象深いのは担任の先生との出会いだ。

Img_4653小学生の児童にとって,一年に一度特別な時間がある。それは新任式。始業式の前に行われる特別な時間。今日は7人の新任の先生方が並んだ。児童代表の言葉が先生方の緊張した心を和らげる。

Img_4669でもね,先生たちにとっても、実は特別な時間だったんだ。前日の夜、何度もスーツにしわがないか確かめた先生。「ちゃんと名前、覚えてもらえるかな」とそわそわしていた先生。中には、緊張でなかなか眠れなかった先生もいたくらい。

Img_4661「だれが担任の先生なんだろう。」そんなワクワクが、目の奥にあふれている。きらきらした瞳が、前を見つめている。まだ見ぬ一年の物語を、そっとのぞきこむ。

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いよいよ担任の先生の発表の時間。名前が呼ばれる、その一瞬を待つ子どもたち。静かな体育館に、緊張と期待が入り混じる。呼ばれる前の数秒が、こんなに長く感じるなんて。それぞれの胸の中に、言の葉にならない想いが渦を巻く。

Img_4676担任発表の瞬間――。出逢っていたけど、気づいていなかった。でもその伏線が、今日ここで、ふっとつながる。あのときのやさしい声、あたたかいまなざしが、今、はっきりと輪郭をもった。そんな物語が、今、まさに始まるんだ。

Img_4690ムムムっ!これは校長先生、一体何を?時は変わって入学式ですね?おうちの人と手をつなぎながら、どこか緊張した表情の新一年生たちが、門をくぐってくる。見上げる校舎も、広い校庭も、体育館も——その全てが「はじめて」で、ぜんぶがちょっとドキドキする。でも、大丈夫。先生たちは、もうずっと前から、みなさんが来るのを楽しみにしていたんだ!

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体育館の静けさの中で、先生の声が響く。ひとりひとり、まっすぐに名前を呼ばれる。その名前は、おうちの人が時間をかけて、大切に大切に選んでくれた名前。生まれてきたときに、願いをこめてつけられた名前。その名前で、これからたくさんの人に呼ばれるんだ。先生に。友だちに。後輩や先輩に。時にはちょっと怒られながら、時には笑われながら。これから何万回も呼ばれる名前が、少しずつ、少しずつ、あなたという人を造っていくんだ。

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緊張の面持ちの新一年生たちの前に、ひとりの6年生が立つ。まっすぐに前を見つめて、はっきりとした声で話しはじめる。「ご入学、おめでとうございます」その言葉に込められたもの。それは——やさしさ。そして、安心感のかたまりだった。「最初は分からないことがいっぱいあるかもしれません。でも、大丈夫です。困ったことがあったら、わたしたちに何でもに聞いてください。」

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入学式が終わって、初めて教室に入った新一年生たち。まだランドセルも、机も、イスも、どこか大きすぎて。そわそわして、キョロキョロして、ちょっとだけ落ち着かない。そんな子どもたちの前に、担任の先生が立つ。

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にっこり笑って、こんなふうに話し始めた。「今は、1年生になりたてのみんなと同じ。まだまだ“はじめまして”の気持ちでいっぱいです。だから、先生にはたくさん甘えてください。」一瞬、きょとんとした子どもたちの表情。でもそのあと、ちょっとだけ笑顔がこぼれる。

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「これから少しずつ、小学生になろう。焦らなくていいよ。1年間かけて、“小学1年生のベテラン”に育てていきますから。」そういった主旨の話を担任がすると、何だか教室の空気がすっとやわらかくなる。春風のような空気感が、真新しい1年生の教室を温かく包み込んでいた。

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