新たな価値付け~upcycle~
学校近くの浜辺で「ビーチクリーン(海岸清掃)」を行いました。この活動,実は歴史が古く,世界的にみると、1985年にサンフランシスコを本部にする、海洋自然保護センターが実施したことが始まりなんです。
ビーチクリーンは,「美しい海や砂浜を守る」「海洋の生態系を守る」「清掃活動を通して参加者自身がごみ問題を啓発する」という目的があります。このブログのアップも既に啓発となっていてほしいなあ。
ごみが散乱している。その状況を目の当たりにすること自体,貴重な経験です。ほとんどのごみは,日常生活から出る物で,日々の生活の在り方が,大切な海を守ることに繋がることに気付いていきます。ムムムっ!小さな光るものを見つけたようです。
この細かなごみの正体は……そう,プラスチックです。このプラスチックごみをマイクロプラスチックと呼びます。海の生物が餌だと勘違いして食べてしまうという問題が発生しています。そして、その魚を食べた人間の体内からも確認されているほどです。
そういったマイクロプラスチック,こんなに集まりました。そしてこのプラスチックに……
少し熱を加えた後,万力でプレスしていきます。
なんて美しいんでしょう。捨てたもんじゃない。廃棄物や不用品など,本来捨てられるものを再利用したり,新たな価値付けを行う手法のことを,「upcycle(アップサイクル)」と言うんだそうです。貴重な学びを提供していただいたF様。ありがとうございました!