季節のスイッチが、
水路をじっと覗き込む少年たち。その目線の先には、小さな命の世界が広がっているようです。「何かいるかも」「あ、動いた!」そんな声が聞こえてきそうなひととき。
水路をじっと見つめていた男の子の手のひらには小さなカニ。赤くないからベンケイガニではなさそう。もしかして、屋久島サワガニ…?そっと両手を丸くして、大切そうに包み込むように持ち上げる姿に、命へのやさしいまなざしが感じられました。
おっと、こちらは2号校舎の裏に広がるジャガイモ畑。通りかかった子どもたちが立ち止まって一言。「ん?葉っぱの色がちがう?」
実はこれ、理科の学習の一環で行っている実験。ジャガイモの葉にアルミ箔をかぶせて、「日光が当たらなかったらどうなるの?」を確かめています。光がないと…でんぷんはできないのかな?」
こちらは中庭のへちま。つるは空へ、葉はぐんぐん大きくなり、まるで「夏、来てます!」とでも言うような姿。
まっすぐに空へ伸びるつる。季節のスイッチが、カチリと切り替わる音が聞こえた気がしました。もう,そこまで来ているのかな?「宮浦サマー」が。