それぞれに~モチモチの木~
スパッタリングという、弾いた絵の具で偶然にできる形や色を利用して,文学作品「モチモチの木」を表現しています。
同じ「モチモチの木」でも,こんな風な表現になります。
巨木。まさにヤクスギのような。そんなモチモチの木って,いいです。
モチモチの木というのは,「栃(とち)」という日本特有の木なんです。一本の木からたくさんの実を拾える栃の木。アクが強いので虫がつきにくく、動物に食べられることも少ないといいます。そのため、飢饉のときには非常食になり、多くの人の命を救ったのだとか。
同じ文学作品を読んでも,同じスパッタリングという技法を使っても,こんなにも様々な表現が生まれるんですね。みんながそれぞれにモチモチの木を思い浮かべながら楽しく描いたようです。