次の季節へと
センダンと秋の空。涼しげな校庭の風景。
ふと目を学級園に向けると,何やらたくさんの子供たちが。
夏を彩った花々は役目を終え、土の中で次の命を待つ準備が始まっています。子どもたちは手袋をはめ、枯れた茎や雑草を丁寧に抜き取りながら、秋植えに向けて土を整えます。

小さな手が土に触れるたび、季節の循環と命のつながりを学んでいるようです。
おっと,気づけば落ち葉集めを始めた子供たち。熊手を動かす子どもたちの姿とともに、季節の移り変わりを感じる時間が流れはじめます。
「自分で考える」「探す眼、見つける眼」――こういった活動は単なる作業ではなく、気づきと工夫の学びの場。校庭も学級園も、子どもたちの手で少しずつ美しく、そして次の季節へとバトンを渡していくんです。