光を浴びて進もう。２学期を―。
台風って「野の草を分けて吹き通る風」の意味あって，野分（のわき）ともいうんです。でもこれは……体育倉庫の屋根を搔き破って通り抜けた風の足跡。
心なしか涼しさを感じるこの朝に懐かしい声が響きます。「おはようございます」「おはようございます」台風にも負けなかった強くて優しくてしなやかな子どもたちの声が。
涼しくなったとはいえ，日が昇りますとじんわりと汗が。熱中症対策のため，リモートでの始業式。カメラの向こうの校長先生に，宮浦小の校歌を届けます。
一人が美しい。自律的な動きが人生を切り開くんです。さて，始業式の後は各自決められた場所での清掃活動です。ガタやんは腰がガタやんなので，行き届かなかった場所に気が付いてくれる子どもたちに感謝です。
ムムムっ？！多分写真撮られてる？はい，撮らせていただいております。
右手を添えつつ，水の流れを調整してみます。夏休み中は埃っぽかった教室が，お陰様でどんどんきれいになっていきます。
実にいいシーンだと思います。６年生の見守りと的確な指示に脱帽です。
そっと補助します。言葉はいらない。
トンネルを抜ければそこも廊下だった。その通りなんですが，同じ道をたどりたくなります。膝もスカートも濡れるかもしれないけど。ちょっとした瞬間も，楽しむことの名人。それが宮浦の子どもたちです。
学級園も台風でかなりのダメージをこうむりました。しばらくはぼんやりと見つめてみる。
そして恐る恐る引っ張ってみる。うん，根っこごと抜けてきました。それは無理もありません。この校庭，台風の時は真横から雨が打ち付けていましたからね。
ご神山まつりの時に使ったボードは下足箱の上に。このボードを見ていると，暑かったあの日を思い出します。ありがとうあの日々。そして，光を浴びて進もう。２学期を―。