言葉の森
2号校舎裏のヘチマの実が、ぐんぐん大きくなってきました。まだまだ暑い日が続きますが、植物の姿を見ていると、少しずつ季節が進んでいることを感じます。
国語の時間は、まるで言葉の森が広がっていくような時間。先生が一つの漢字について発問します。そして一人、また一人と手が挙がっていきます。「自分も言いたい!」という気持ちが、教室中に!
ピンと伸びた腕。前のめりの姿勢。目は先生をまっすぐに見つめています。自分の感じたこと、考えたことを、言葉にして誰かに伝えようとしているのです。
友達の発言を聞くときー。同時に自分の中の答えを探している時間。誰かが手を挙げた後の沈黙。大事です。
友達の発言に、心からの拍手。その拍手は、ただの音ではありません。「すごいね」「よく考えたね」「その言葉、いいね」——そんな気持ちが、手のひらから伝わっていきます。言葉が認められるって、こんなにも力になるんだ。