3年生の授業を覗いてみると~
そんなこんなで3年生の田んぼに来てみました。
ムムムっ!なるほど,金色の稲穂。これはよく実りました!刈らずにはいられません。
刈り取る位置は地面から5~6cmほどの場所です。鎌を持ち、稲の株をもう一方の手で握って、順番に刈り取りながら移動します。 5~6株で手がいっぱいになると地面に置きます。 これを「一手刈り」といい、もう1回の分と合わせた「二手刈り」で一把(いちわ)というそうです。
刈り取ったばかりの稲穂を肩にしょいます。写真では中々お伝え出来ませんが,ザワザワーっとした稲穂を集める時の音。腕やひざにちくちくとした刺激。それも含めて稲刈りなんだと,五感を通して感じ取っていきます。
刈り取った稲穂は,10〜12株分で1つの束にして括ります。3〜4本の藁で稲の根本付近を1周させてねじりながら締めていきます。しかしながら,中々簡単にはいきません。今日一番難しい作業となったようです。
互いに見せ合い,そして教え合います。はじめはうまくいかなくても,上手に見守り,上手に手放してあげることで,自分たちで教えてもらったスキルを伝播していきます。こうやってカメラを構えるのではなく,お子様に手を貸して教えたい。でも,ここは我慢。
お子様はちゃんと試行錯誤を繰り返していきます。つまり繰り返しの学習を体感していくわけです。
中秋の秋。。。ではないですね,集中。もの凄く集中していたと思います。
上手にできています!。
さて,どうしてあんな作業をしたのか。ここへきて分かることになります。今後1週間ほど「稲架(はさ)掛け」をして、稲を自然乾燥させます。 宮浦のはさがけは,鉄棒に!これぞ学校!
稲をはさがけするにはコツがあります。束を真ん中で割って掛けるのではなく、7:3あるいは8:2くらいの割合で割って互い違いに掛けていくと,たくさんの束を掛けることができます。それにしましても,こんなに収穫することができました。
ここで記念撮影~。なぜピースではないか?はい。お答えします。お茶碗何倍分のお米がとれるでしょう?の予想をハンドサインしてもらっています。じ,じ,じ,十杯分!教頭先生は1杯取れたらすごいなあって,思っています。「一日で玄米四合と味噌と少しの野菜を食べています(宮沢賢治:一部引用)。」なんてな。
忘れてはならないゲストの先生方とのショット。本当にいつもありがとうございます!!今後,1週間ほど乾燥させます。「稲穂のにおいがする~!」と,またまた五感全てを使って秋を感じ取る姿,宮浦っ子の秋の一日をお届けしました。