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2025年6月 6日 (金)

きらり。きらり。

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梅雨の合間の、まぶしい朝。空は、まるで夏のはじまりを知らせるかのように、どこまでも澄んで広がっていました。その空に向かって、校庭の大銀杏が、静かに手を伸ばします。きらり。きらり。

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朝のやわらかな光が差し込む体育館。いつものように体育の授業?……と思いきや、ムムムっ。何やらざわざわとした雰囲気。よく見ると、並んで座る子どもたち、机上にはマイク。子どもたちもどこか背筋を伸ばしていて、どうやら「何かの集まり」が始まるようです。

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この日は児童集会。テーマは「みんなが仲良くなるには」。どの学年の子どもたちも、自分の言葉で、自分の思いを伝えようと、一生懸命に話し合います。「こんなとき、どうしたらいい?」「声をかけるって、大事だよね」そんな言葉のひとつひとつに、「やさしさの種」がこもっています。

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ひとりの男の子がそっと手をあげる。何かを言おうとするその声を、体育館の空気がじっと待っている。真剣な目、真っすぐなまなざし。まわりの子たちが、彼の言葉を待っている。うまく言えなくてもいい。ゆっくりでもいい。

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ひとつの意見がぽつりと落ちる。静かな水面に、輪が広がるように。「そう思う」「でも、こうかもしれない」言葉が重なり気づきが生まれる。自分の考えと、誰かの考えがぶつかって、混ざって、また形を変える。それが対話。それが学び。

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