2025年4月17日 (木)

ひとつ,ふたつ

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ひそやかに、でも確かに、季節は歩みを進めています。教室の窓から見えるあの木も,気がつけば,ふわりと若葉のベールをまとっていました。

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でも——どんなに季節がやさしくても,草は生えます。草むしりは大切なお仕事。給食委員会の子どもたちは,給食センターの前にしゃがみ込み,ていねいに草を抜いていきます。

Img_4875そして、もちろん。給食黒板も書きます。来週の献立はねえ……。「タケノコご飯にアジフライ!」その字を見て,思わず笑顔になる子がひとり,またひとり。

Img_4912誰かのために手を動かすこと。手を汚すこと。手を濡らすこと。それが,何気ない日常の風景を,ガタやんの心を,こんなにもあたたかくします。

Img_4906放送委員会の子は,今,5月の誕生日紹介を考えています。どんな言葉で伝えたら,聞いた人が笑顔になるだろう。新しく来た先生の紹介文にも,言葉を選んで,やさしい気持ちを込めます。

Img_4869いたるところに、人のために。それがあるのが宮浦小です。それはやがて、自分のためになるのです。見えないところで育っていく,心の根っこ。今日もまた,やさしい芽がひとつ,ふたつ。

2025年4月11日 (金)

一週間が終わり

Img_4772一週間,終わりました。どっしりと存在感のある一週間が。

2025年4月 9日 (水)

“はじまり”が咲いています。

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朝の教室をちらり。まだ誰もいない静かな空間に、黒板の文字だけが浮かびあがっていました。白いチョークで大きく書かれた「きょうもたのしくがんばります」。担任の先生の、あのまっすぐな字。「たのしんでほしい」「がんばってほしい」祈りに似た願いが込められています。

Img_4746入学式のエントランスを彩ったあなたの想いも、ここで静かに、でも確かに輝いています。春は、やっぱりすごい。こんなにもたくさんの“はじまり”が咲いています。


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「おはよう」「こっちだよ」上級生のその姿に、胸がじんわりあたたかくなります。有難いなあ。ほんとうに。こんなふうに、想いはちゃんと受け継がれていくんだ。誰かのはじまりに寄り添えるって、きっと、それだけで尊いんです。

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うってかわって、ここは中学年の教室。給食の時間、元気のボリュームは最高潮。「先生、おかわりー!」「ぼくも!」「わたしもーっ!」列に並ぶ子どもたちは、まるで小さな行列のグルメ探検隊。

Img_4737大盛に盛られたスパゲティ。そのお皿を前にしてちょっと目をまるくするお友達。「えっ……だいじょうぶ? 食べられるの?」大丈夫です。へっちゃらなんです。こういう時間、教室ってやっぱりいいなあって思います。おなかも心も、満たされていく時間。



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